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いってらっしゃい!はやぶさ2

本日、2014.12.3.13.22.04JST、種子島宇宙センターから打ち上げ、後約1時間47分21秒に正常分離(JAXAプレスリリースによる)し、「はやぶさ2」は宇宙への旅に出かけていきました。
2010.6.13、当ブログで「はやぶさ」の帰還を記事にしてから4年。世間ははやぶさを忘れていないどころか今でもちゃんと覚えていて、ものすごい盛り上がりでしたね。打ち上げ中継見たかったな~。

先代はやぶさくんは、88万人の名前を(私もその一人)イトカワまで持っていき、ほんのわずかな粒子ではありましたが、お土産をもって還ってきました。
打ち上げ当時、無人宇宙探査機が地球に「還って」くるなんて夢のようなお話でしたから、イトカワにたどり着いてターゲットマーカーを打ち込んだだけで「すごい!」って思いましたけど、満身創痍になりながらも本当に帰還したはやぶさ。最後に送った、まるで別れの涙にぶれていたような地球の映像が、今でも目に焼き付いているみたいです。突入の閃光も素晴らしかった。
そうして、川口プロジェクトマネージャーが「はやぶさ、そうまでしてきみは」と語ったことを筆頭に、精密機械である「彼」に魂を感じた人がどれだけ多かったことか。へんな精神論や民族論にしたくはありませんが、八百万のことごとに神を見出す日本人の心性、みたいなものを感じたもんです。
あれで「はやぶさ」は、ただの宇宙探査機ではない「何か」になったんでしょう。

そうして今回も、燃え尽きた先代の遺志と魂を感じる人々に見送られ、「はやぶさ2」は旅立っていきました。
途中、民主党の仕分けをくらって予定が伸びたり、打ち上げが10日も延期になったりと、まあ躓きもありましたが、その分注目もあつまったのかな~。なんで「はやぶさ」ばっかり特別視?みたいな意見もありますし、マスコミやらなんやらがやたらドラマチックに盛り上げすぎと食傷気味になる声が聞こえるのもわかりますが、ま、そういう野暮はよしましょうって。
JAXAの応援コメントをちらっと見てきましたが「いってらっしゃい」のコメントの多いこと。彼はもう「ただの機械」ではないんでしょう。
私は泣くほど感動するタチではないですが(自称「ロマンのない星好き」ですし)、やっぱり「いってらっしゃい!」と言葉で今日の打ち上げ成功を祝いたいです。

さて、今回旅立った2号くんは、もう「還ってくる」のが大前提。前例ができちゃってますからね。
今度は「はやぶさ」くんのようにはらはらさせず、予定通り(ここ重要だぞ)、元気に(ものすごい重要だぞ)地球に戻ってきてほしいです。
はやぶさくんがすれ違った、当時まだ旅立って間もなかったイカロスくんやあかつきくんに、今度は2号くんが見送られるんですね。だいち2号くんも見ているか。
プロジェクトチームの頑張りと、「はやぶさ2」の魂に期待します。

しかしなんだね。優秀だぞ、H2Aロケット!
相乗りしていた衛星や探査機も無事切り離しが済んだようで、それもまたよきかな。


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