「ジュノー」木星周回軌道投入成功

地上では悲しく不毛なテロ合戦が続いておりますが・・・。木星上空では惑星探査衛星ジュノーが周回軌道投入成功と、嬉しいニュース。
木星は太陽系最大にして最古と言われている惑星。その謎を知ることは地球の成り立ちについての貴重な情報となるかもしれない、ということで、様々な観測がされているところ。21年前に「ガリレオ」が周回軌道に乗って観測をし、いろいろなデータをもたらしました。2003年に彼は役目を終えて木星の大気圏内に突入し燃え尽きたわけで、ジュノーもいずれは同じ運命をたどります。とはいえ今は第一歩。これからの観測が楽しみです。
まあ、宇宙のことより足元の平和を何とかしろよーって思わないでもないですが。

スーパームーン

2015年9月28日はいわゆる「スーパームーン」でした。Moon2

前日の「中秋の名月」は曇り空で残念。その尾を引いていたのか、若干曇りがちでしたが、とりあえず写真写真。
さて。秋ったら月見だよ、と日本人なら誰でも(?)いうくらい、月の美しい季節が秋。その中頃、旧暦8月15日を「中秋の名月」といって、まあお月見をする風習があるのですが、天文学的には必ずしも月齢15.0とは一致しません。月は刻々と動いてますし、軌道が楕円形ですし、とまあ、いろいろな理由でそうなるのですが省略。

ざっくりいいますと、本年の旧暦の上での8月15日「中秋の名月」は9月27日でしたが、月齢的にはちょいと早め。いわゆる「望」になるのは28日の昼12時ちょっと前で、日本では月は見えませんが、天文学的に「満月」といいますと、28日になるわけですね、はい。

で、ちょいと上述しましたが、月の軌道は楕円形なものですので、地球との距離が常に一定なわけではないわけですよ。ですから、同じ満月でも視覚的な大きさに違いが出るわけです。
そんでもって、(世界的には古くから言われていたかも知れませんが、主観的に日本で私が、の感覚で)ここ数年来だと思いますが、地球に月が近くて満月が大きく見えることを「スーパームーン」と言ってるわけです。
あ、因みに、満月の日が必ずしも月が地球に最接近しているとは限りません。「スーパームーン」というのは、月齢問わず月と地球の距離が最も短い時点を言うという説と、そのうち満月に限る、という説があるみたいですが、日本では「満月に限る」の習いみたいですね。

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とまあ、四の五の述べましたが。
とかくパソコンやらスマホやらの画面を見て、近視眼的になりがちな現代社会ですから。時にはなんだかよく判んないけど「中秋の名月」とかいうらしいよ、とか「スーパームーンとか言うらしいよ」ってな感じで、のどかにツキを眺める日があってもいいんじゃないかな、と思う次第でございます。
といって、カメラのファインダー越しに月を見ていたら世話ナイですね(自爆)

因みに「中秋の名月」を「芋名月」と呼ぶ地域もあるそうです。これに対して約1か月後の旧暦9月13日の月を「豆名月」といってやはり月を愛でたとか。
私の生まれ育った地域では、この名称では言いませんが、子供の頃祖母や母に、十五夜を祀って9月の十三夜を祀らないのは「かたみ月」といって縁起が悪い、と教わりました。かたみは片見と書くんでしょうが、形見とか片身とかと通じるからよくない、ってことなんでしょうかね。
近年めっきり、お月見に団子も作らなくなりましたが、十三夜もしっかり愛でようかと思います。お天気、よろしくね。

あ、そうそう。今年の「十三夜の月」、旧暦9月13日は10月の25日です。

いってらっしゃい!はやぶさ2

本日、2014.12.3.13.22.04JST、種子島宇宙センターから打ち上げ、後約1時間47分21秒に正常分離(JAXAプレスリリースによる)し、「はやぶさ2」は宇宙への旅に出かけていきました。
2010.6.13、当ブログで「はやぶさ」の帰還を記事にしてから4年。世間ははやぶさを忘れていないどころか今でもちゃんと覚えていて、ものすごい盛り上がりでしたね。打ち上げ中継見たかったな~。

先代はやぶさくんは、88万人の名前を(私もその一人)イトカワまで持っていき、ほんのわずかな粒子ではありましたが、お土産をもって還ってきました。
打ち上げ当時、無人宇宙探査機が地球に「還って」くるなんて夢のようなお話でしたから、イトカワにたどり着いてターゲットマーカーを打ち込んだだけで「すごい!」って思いましたけど、満身創痍になりながらも本当に帰還したはやぶさ。最後に送った、まるで別れの涙にぶれていたような地球の映像が、今でも目に焼き付いているみたいです。突入の閃光も素晴らしかった。
そうして、川口プロジェクトマネージャーが「はやぶさ、そうまでしてきみは」と語ったことを筆頭に、精密機械である「彼」に魂を感じた人がどれだけ多かったことか。へんな精神論や民族論にしたくはありませんが、八百万のことごとに神を見出す日本人の心性、みたいなものを感じたもんです。
あれで「はやぶさ」は、ただの宇宙探査機ではない「何か」になったんでしょう。

そうして今回も、燃え尽きた先代の遺志と魂を感じる人々に見送られ、「はやぶさ2」は旅立っていきました。
途中、民主党の仕分けをくらって予定が伸びたり、打ち上げが10日も延期になったりと、まあ躓きもありましたが、その分注目もあつまったのかな~。なんで「はやぶさ」ばっかり特別視?みたいな意見もありますし、マスコミやらなんやらがやたらドラマチックに盛り上げすぎと食傷気味になる声が聞こえるのもわかりますが、ま、そういう野暮はよしましょうって。
JAXAの応援コメントをちらっと見てきましたが「いってらっしゃい」のコメントの多いこと。彼はもう「ただの機械」ではないんでしょう。
私は泣くほど感動するタチではないですが(自称「ロマンのない星好き」ですし)、やっぱり「いってらっしゃい!」と言葉で今日の打ち上げ成功を祝いたいです。

さて、今回旅立った2号くんは、もう「還ってくる」のが大前提。前例ができちゃってますからね。
今度は「はやぶさ」くんのようにはらはらさせず、予定通り(ここ重要だぞ)、元気に(ものすごい重要だぞ)地球に戻ってきてほしいです。
はやぶさくんがすれ違った、当時まだ旅立って間もなかったイカロスくんやあかつきくんに、今度は2号くんが見送られるんですね。だいち2号くんも見ているか。
プロジェクトチームの頑張りと、「はやぶさ2」の魂に期待します。

しかしなんだね。優秀だぞ、H2Aロケット!
相乗りしていた衛星や探査機も無事切り離しが済んだようで、それもまたよきかな。


山開き・釜蓋開き

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写真は高尾山から見た富士山です(今日の撮影ではありません)。

7月1日です。一年の半分であり衣替えやらなんやらの6月1日と並んで、夏の節目の日。
ニュースは富士山の山開きを伝えていましたが、現在、富士山に限らずこの日を夏山登山の山開きとしている山は多いらしいです。
本来「山開き」とは、山岳信仰の関係で、普段は足を踏み入れてはいけない禁足地の聖なる山に、一定の期間だけ登山を許す、その初日をいうもの。登山が主にレジャーとなった現在でも、山開きに先立ち山麓の神社などでご祈祷をするケースも少なくありません。

夏は祖霊信仰の季節でもあります。お盆の準備を始める「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」も7月1日。お盆休みといったら8月の旧盆が多いようで、今日からお盆の準備、と言われてもピンとこない人も多いようですが、私の親戚周りはみんな7月がお盆。7月1日に地獄の釜の蓋が開いて、祖霊はえっちらおっちら7月中頃までに故郷に帰ります。冥途の道は遠いから、とか言いますが、案外、お山で寄り道して子孫が登ってくるのを待ってたりするのかも知れません。

更に因みに、明治22年7月1日は新橋から神戸まで、東海道本線(当時は東海道鉄道)の全線開通記念日でもあります。飛躍的に関東と関西の移動時間は縮まりましたが、冥途の道は相変わらず遠いままみたいです。

火星接近

月のそばに火星がおります。昨日14日が最接近日。
火星は2年2か月ごとに地球に接近しますので、まあ、天文現象としてはありがたみの少ないものですが、のほほんと星空を眺めていられる平穏というのは、実はしみじみありがたいもので、次の最接近にはどこでどーなってるか分らないので、やはりいそいそと双眼鏡を出して「月光が目に刺さる~~」といいながら星空を見てしまうわけですね。
今回は準小接近で、2003年の大接近ほどの印象はさすがにちょっとありません。
次の大接近は2018年。この時は2003年の時より近づきますんで、楽しみにしていましょう。

その赤い色から、洋の東西問わず、戦や不吉なことに結び付けられう火星。東洋の天文史では「ケイ惑」とか「営惑」と称されており、やっぱしあんまり大きくはっきり見えるのは縁起がよくないと考えられていました。特に同じくその赤さゆえに不吉扱いされていたさそり座のアンタレス(を含む星宿を心宿といいます)に近づくのは不吉の前兆として、中国の史書に頻繁に記録されています。唐書の天官書でも確か結構ありました(記録を依然数えたんだけど、データのファイルが見つかんない・・・)。
それでも、近くに見える特徴的な星、ってことで、これもまた洋の東西問わず、詩文・音楽などで表現されています。
ぱっと思いつくのは、音楽だとホルスト「惑星」第1曲。これは、「火星、戦をもたらすもの」。ユーフォニアムを演奏している人間には(日頃目立たない楽器だけに)、一度はやりたいセクションのようですが。同じような音域を担当していても、テナー・サックスの私には縁遠いものでございました(笑)。まあ、吹けと言われたら喜んで吹いたか。
読むものだとバローズの「火星シリーズ」。「火星のプリンセス」が、子供向けに訳出されていて、小学生のころはまりましたっけ。ブラッドベリの「火星年代記」も外せません。神林長平の「火星3部作」もありますね。
漫画は萩尾望都「スターレッド」これは最後、火星壊れちゃうんですけどね・・・。
パソコンゲームに「火星計画」ってのがあって、火星をテラフォーミングして都市を作って地球からの移民を受け付けるってんですが、これも結構はまりました。

ほかにもいろいろあるようですが、何やかや、地球人に愛されている星ですね。


寒の戻り

今日、4月6日は寒の戻りの特異日です。自分ちの方もめっちゃ寒かったです。最高気温が10度でした。
「寒の戻り」というのは文字通り、晩春、暖かくなってきたころに一時的に寒さが戻ること。
日本の気象というか気候の用語です。
因みに「特異日」というのは、気象・気候的には、平均的に非常に高い確率で、特定の気象条件が現れる日のこと。「晴れの特異日」とか「雨の特異日」とかいいますね。歴史上での特異日ってのもありますが(ドイツの11月9日が有名)。

春の一時的な寒さを、関西~関東圏あたりでは、桜の時期の寒さを「花冷え」といいますが、この「花」、北海道辺りではライラックの花をさすと聞いたことあります。北海道人に聞いたわけではないんですが、どんなもんでしょう?

桃の節句

3月3日は桃の節句。またはひな祭り。もともとは上巳の節句と言って五節句の一つ。3月上旬巳の日に川デモを清めて禊を行う中国の風習が、平安時代に日本に取り入れられて、汚れをはらう形代としての人形がやがてひな人形に変化していったらしい。流しびなとして今でも残っている地方がありますが。
人形飾りは江戸時代も後半になってからの風習だとか。大名公家から都市の住民に広がっていったものといいます。
ひな祭りが定着するまでは、江戸の庶民にとってこの日は潮干狩りの日だったらしいですね。

自分のひな人形は7段飾りですが、母方の祖母の家にあったのは、天井まで届くような立派な御殿飾り。幼いころは自分のひな人形がずいぶん貧相に思えたものです。
今となっては7段飾りも飾るスペースなんてありゃしない(笑)。それでも年に1度のお節句ですから、人形だけは処狭しとキュウキュウに並べて出しています。「人形はしまいっぱなしにしていると祟る」といっていたのは、祖母だったかなあ。

因みに、3月3日はごろ合わせで耳の日でもございます。

大寒

本日は「大寒」。文字通り、一年でもっとも寒くなるという時期です。
この暦の基準も京都とか江戸とか、要するに歴史的に政治の中心部だったところが基準で、北海道とか沖縄とかだとまた全然違うんでしょうが、寒いなら寒いなり、温かいなら温かいなり、一年の平均で今頃が一番気温が下がるというのはあながち、間違ってもいないらしい。

毎年思うけど、センター入試の受験生はお疲れさま。こんな時期にやらなくってもいいのにねぇって思うけど。
自分の時は、センターはとにかく、本命の試験日が雪で大変でした。

ちなみに、今年の小寒は1月5日。いわゆる「寒中」はここから立春まで。寒中見舞いはこの時期に。小寒過ぎたら出していいんだけど、松が取れたら~、小正月過ぎたら~とかもたもたしているとあっという間に大寒を過ぎて、あらら節分だ~~、となる、ダメダメな自分です。
寒中お見舞い、書かなくちゃ。
ともあれ、暦の上で春はもうすぐ、なのです。


流星

ふたご座流星群の極大日でした。昔は寒いだなんだといわず、山の上まで観測にいったもんですが、トシは取りたくないなぁ・・・。
夕べはとってもいい空だったので、しみじみ夜空を眺めてみました。肉眼でもオリオンの立てミツが判るくらいでしたからねぇ。もしかしてオリオン星雲も見えるかも!(をい)とか目を凝らしていたら、すうっと流れ星。かなり明るかった!
方向からして。ふたごではなかったですが、久しぶりに流星を見ました。ラッキー。
やっぱり、星空を見るのは冬の空がいいです

お酉様

Tori


本日11月27日は三の酉。八王子市守神社のお酉様に行きました。
「お酉様」は酉の市ともいいます。八王子ではお鳥さまと鳥の字を使う、と聞いたことありますが。
例年11月の酉の日に行われるお祭りで、縁起物は熊手。食べ物はべったら漬けと切り山椒。これ食べると風邪をひかないといいます。
熊手は、これで財産を集めるってんで、商売繁盛の御利益願いです。小さなものから俵や小判やら縁起物のたくさんついた大きなものまで様々なのが境内で売ってます。お買いあげのさい、お店にご祝儀を包むと、派手に拍子木を打って三本締め三回で商売繁盛を祈ります。私がいる間もあちこちで木の音が上がりましたよ。威勢のいいお祭りです。
三の酉まである年は火事が多いという俗説があって、今年本日三の酉。さて、今年は火事に注意しなきゃね~、なんて思いつつ、実は2年に一度くらいは三の酉まであるんですよね。ま、毎年言われると耳たこだけど、二年に一回ぐらいならこれから寒い季節火の用心、って気を引き締める役に立つのかなぁ。

酉の市が終わると、本格的な冬支度です。

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